恵比寿ガーデンプレイスでお友達とスペイン映画「パンズ・ラビリンス」観ました♪

期待通り(?)というかそれ以上に衝撃的な映画でした。
スペインの内戦冷め遣らぬ激戦区で、悲惨な現実と対峙する少女の物語です。
テロリスト達との壮絶な攻防戦が苦しいくらいにリアル描かれ、生きる場所さえ失いつつある少女が求めたのはファンタジーという逃避の世界…。
ふと、テリー・ギリアムの「ローズ・イン・タイドランド」を思い出しますが、あっちは状況は過酷だけど少女はパパに愛されていたし、なんだかんだと変な隣人達に助けてもらっていたので…結局はハッピーな映画に仕上がっていたのですが…。
こちらの現実世界は…相当厳しい。
母の再婚相手はなんと冷酷サイコなサド軍人…。
←ナイス配役。見るからにサイコ野郎。
少女のファンタジー世界に出てくる化け物は彼の化身なのでしょう。
←キモ過ぎて素敵…。
とにかく出てくる化け物も相当グロなんですが、とにかくオヤジが強烈。怖すぎる。サド過ぎる。
コレは逃避しないとやっていけません(笑)
この映画は、ファンタジー世界と現実世界がバランス良く描かれ、途中で挿入されるファンタジー部分の必要性が非常に納得できる様なストーリーになっています。
少女のファンタジー世界で数々の試練が与えられるのも、少女自身が、人生には様々な困難があるという事を知っている年齢だから。
多分、これがギリアムの映画で出てきたような幼い子どもが主人公だったら物語は違っていたハズ。
でもって、ファンタジーの案内役に迷宮の守護神パンが出てくるのですが、少女がそのパンとの出会いを小間使いの女性に話したところ…「パンの言葉を信じるな」と返答されます。
なんでこんな具体的なアドバイスするのかなぁ~とこのシーンを妙に思ったんです。
ところが、その小間使いの女性は物語の後半に入ると、現実世界で少女を救える唯一の存在となって行きます。
つまり、あの台詞は女性が逃避世界でのパンと同等でかつ相対する存在であることの複線だったからでは?と思いました。
そして…この物語のラストは…めちゃくちゃバッドで…ハッピーエンド。
とにかく、ファンタジーが苦手な方でもきっと興味深く観ることの出来る、実にリアルな人間の心理を描いたファンタジー映画でした。
あ、逆にファンタジー好きの方はゲンナリする危険も…(笑)
Recent Comments